岡崎市では、住宅の新築や改修、耐震化などに対して、さまざまな補助金や助成金制度があります。これらの制度を利用すれば、快適で安全な住まいづくりができるだけでなく、経済的な負担も軽減できます。そこで、本記事では、2023年最新の岡崎市の住宅補助金・助成金制度をくわしく紹介します。岡崎市の住宅事情やニーズに合わせた制度を見つけて、ぜひ活用してみてください。岡崎市の住宅に関連する補助金・助成金制度引用元:photoAC岡崎市では、住宅に関連する補助金・助成金制度がいくつかあります。ここでは、そのなかから4つの制度を紹介します。岡崎市産材住宅建設事業費補助金岡崎市内で伐採された木材(岡崎市産材)を使って一戸建て住宅を新築・増築・改築する人に対して、市が一部の費用を助成する制度です。木材の利用を促進して、市内の森林や地元産業を守り、環境にやさしい住まいづくりを支援することが目的になります。【補助金の額】市産材の種類補助金の単価補助金の上限主要構造材1立方メートルあたり2万5千円30万円内装材1平方メートルあたり5千円20万円主要構造材と内装材の合計-30万円※市産材を施主に斡旋した建築業者にも報償金が交付されます。【補助金を受ける条件】一戸建て住宅であること市内に事業所を持つ建築業者に工事を依頼すること市産材の使用量が一定以上であること参考:岡崎市産材住宅建設事業費補助金住宅用地球温暖化対策設備設置費補助金市民が自宅に太陽光発電システムやエネファームなどの省エネ設備を設置する際に、その費用の一部を市が助成する制度です。制度の目的は、ゼロカーボンシティを実現するために、住宅のエネルギー消費を削減し、再生可能エネルギーの利用を促進することです。【対象者】自ら居住し、かつ、所有する市内の戸建住宅や集合住宅に対象設備を購入し、設置しようとする者新築に合わせて対象設備を設置しようとする者も対象ただし、補助金の申請は対象設備ごとに1世帯につき1基限りで、以下の条件がある岡崎市税を滞納していないこと暴力団員でないことその他で定められた要件を満たすこと【対象設備】太陽光発電システム家庭用燃料電池システム(エネファーム)家庭用エネルギー管理システム(HEMS)その他で定められた設備【補助額】対象設備ごとに補助上限額や補助対象経費が異なる補助金の支給は原則として後払いである【申請手続き】対象設備の設置工事着手前に書類を提出する必要がある申請期間や必要書類などは公式サイトで事前に確認参考:令和5年度住宅用地球温暖化対策設備設置費補助金岡崎市結婚新生活支援補助金結婚に伴う住宅取得、リフォーム、引越しにかかる費用を一部補助する制度です。制度の目的は、結婚による経済的な負担を軽減し、新婚世帯の市内定住を促進することです。【対象者の条件】令和5年3月1日から申請日までに婚姻した39歳以下の夫婦夫婦ともに市内にある新居となる住宅の住所に住民票がある夫婦の令和4年中の所得を合算した額が500万円未満岡崎市税を滞納していない【補助対象費用と上限額】住宅取得費用(建物の購入費用)リフォーム費用(住宅の修繕・増築・改築・設備更新などの工事費用)引越費用(引越業者や運送業者へ支払った費用)賃貸住宅の家賃や敷金・礼金などは対象外夫婦ともに29歳以下の世帯は60万円、それ以外の世帯は30万円が上限額予算が無くなり次第終了【申請方法】申請書をダウンロードするか、市役所や各支所で配布している申請書を使用する必要な添付書類とともに、市役所本庁舎1階の窓口または郵送で提出する参考:岡崎市結婚新生活支援補助金岡崎市止水板等設置工事費補助制度大雨から住宅を守るために、止水板を設置する工事費の一部を市が補助する制度です。止水板は、建物の出入り口や開口部に非常時に設置される板などの施設で、浸水被害の防止や軽減に役立ちます。【補助対象】市街化区域内にある既存の建物で、以下のいずれかに該当するものです。浸水により被災したことがあるもの浸水のおそれが高いと認められるもの【補助額】対象工事に要した費用の2分の1で、上限は50万円です。参考:岡崎市止水板等設置工事費補助制度国が支援する補助金・助成金などの制度引用元:photoAC国が支援する補助金・助成金の制度は、以下のようなものがあります。地域型住宅グリーン化事業国土交通省が実施している補助事業の一つです。制度の目的は、地域の木材関連事業者や中小住宅生産者などが協力して、優れた木造住宅を建設し、地域の住文化や経済を活性化させることです。【補助対象となる木造住宅】認定長期優良住宅ゼロ・エネルギー住宅認定低炭素住宅この事業では、グループと呼ばれる連携体制を構築した事業者が、国土交通省に公募で応募し、採択された場合に補助金を受けられます。補助金の額は、建設する住宅のタイプや改修内容によって異なります。令和5年度の事業では、新たに「こどもエコ活用タイプ」という補助タイプが設けられました。これは、こどもエコすまい支援事業と連携して、子育て世帯や若者夫婦世帯が高い省エネ性能(ZEHレベル)を有する新築住宅を取得する場合に、加算部分の費用を補助するものです。参考:地域型住宅グリーン化事業ZEH支援事業環境省や経済産業省などが実施している、ZEHを建築する個人や事業者に対する補助金制度です。ZEHの普及を促進し、住宅部門の省エネルギー・省CO₂化に貢献することを目的としています。【条件】ZEH基準を満たす住宅を新築する場合や既存住宅をZEHに改修する場合に対象となります。また、一部の事業では、高断熱外皮や蓄電システムなどを導入した場合に追加で補助金が支給されます。【補助金】補助金の上限額は、補助率や補助対象経費によって異なります。また、一部の事業では、高断熱外皮や蓄電システムなどを導入した場合に追加で補助金が支給されます。【申請方法】電子申請や郵送申請などがあります。また、公募期間や受付順序にも注意が必要です。参考:ZEH支援事業こどもエコすまい支援事業国土交通省が実施する補助金事業です。事業の目的は、子育て世帯や若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、住宅の省エネ改修等に対して支援することです。【補助金の対象】〜新築住宅の場合〜子育て世帯、または若者夫婦世帯であることZEHレベル基準を満たすこと定められた日以降で基礎工事より後の工程の工事に着手すること〜リフォーム等の場合〜すべての世帯が対象省エネリフォーム基準を満たすこと定められた日以降でリフォーム工事に着手すること【補助金の額】新築住宅の場合は100万円、リフォーム等の場合は0~60万円です。参考:こどもエコすまい支援事業LCCM住宅整備推進事業2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、住宅の脱炭素化を推進するための国土交通省の補助事業です。この事業では、先導的な脱炭素化住宅であるLCCM住宅(ライフサイクル・カーボン・マイナス住宅)の新築に対して、最大140万円/戸の補助金を受けられます。【条件】強化外皮基準 (ZEH水準の断熱性能)を満たすもの再生可能エネルギーを除き、一次エネルギー消費量が現行の省エネ基準値から25%削減されているものライフサイクルCO2の評価結果が0以下となるもの参考:LCCM住宅整備推進事業最後に引用元:photoAC岡崎市や国の制度で、住宅の新築や改修、耐震化などに対して、さまざまな補助金や助成金制度があります。これらの制度を利用すると、快適で安全な住まいづくりができるだけでなく、経済的な負担も軽減できます。しかし、申請するには、それぞれの制度の対象条件や手続き方法を知る必要があります。そこで、この記事では、2023年最新の岡崎市の住宅補助金・助成金制度を一覧表で紹介しました。住宅の購入を検討している方はぜひ参考にしてください。また、岡崎市の住宅事情やニーズに合わせた制度を見つけるには岡崎市役所や岡崎市住宅政策課などに相談することもおすすめです。ぜひ、岡崎市で理想の住まいづくりを実現しましょう。